こんにちは、だあしょ(@daasho_blog)です。
以前こんな記事を書きました。
ここ最近行ってる「低コスト献立生活」の話です。
興味のある方はぜひ、読んでいただきたいのですが、この記事を書いていて思うことがありました。
食べなくても生きていくことはできるの?
人間にとって「食べないと生きられない」というのは常識です。
しかしその常識を覆し、食べないという選択ができるのなら、別の世界が見えるのでは?と思ったわけです。
そこでわたしは調べました。
そうしたらなんと存在しました!
「ブレサリアン」という人種がいるみたいです。
この記事ではその「ブレサリアン」というものについて紹介してみたいと思います。
ブレサリアンとは?
ブレサリアンとは、英語でBreatharianとなり、直訳すると「息の人」となります。
つまり呼吸だけで生活し、固形物や水分を一切摂らない、気道主義者と呼ばれる人たちのことです。
断食とは違うの?という声もあるかもしれないので説明しておくと、以下の通りです。
断食:数日間、飲まず食わず(場合によっては水分のみ)の生活
ブレサリアン:年単位で飲まず食わずの生活
そもそも世界には様々な食の主義者が存在します。
・ベジタリアン(Vegetarian):菜食主義者。肉や魚を食べない。
・ヴィーガン(Vegan):完全菜食主義者。肉や魚だけでなく、卵や乳製品など動物性のものを食べない。
・フルータニアン(Fruitanian):果実主義者。野菜も食べず、果実のみ摂取。
・リキッダニアン(Liquidanian):水分主義者。固形物を一切食べない。水のみ摂取。
上から順に摂取するものを少なくしていき、最終的には何も口にしない「ブレサリアン」になるということです。
「本当にそんなことできるの?」「そんな人実在するの?」と思うかもしれませんが、
世界には少数ですがブレサリアンと呼ばれる人たちは存在します。
世界のブレサリアン
プララド・ジャニ
インドのヨガの聖人です。
幼い頃に神のお告げを受け、ブレサリアンとして生活できるようになったそうです。
以来約80年間もの間飲まず食わずで生活し、昨年老衰のため亡くなりました。
アカヒ・リカルド、カミラ・カステロ夫妻
夫婦でブレサリアン生活を行っています。
2人の子宝にも恵まれましたが、なんと妊娠中もほとんど食事をしなかったとのこと。
それでも子供たちは元気に生まれ、すくすくと育っているそうです。
彼ら曰く、子供たちにはブレサリアン生活を強要したりはしていないといいいます。
秋山佳胤
日本人のブレサリアンとして有名な人物です。
2008年頃からブレサリアンとして生活している弁護士の方です。
書籍も出版しているのでご興味のある方はぜひご覧ください。
ブレサリアンに共通する思考
こうしたブレサリアンの方々には共通する考えがありました。
「我慢して食べない」のではなく「食べなければならない時は食べる」
というものです。
例えば秋山さんの場合、どうしても外せない会食などの時は相手と一緒に食べるようです。
このように「相手に危害を与えてまで食べない」という考えは違うというのが、ブレサリアンの方々に共通しています。
言い方を変えれば、「食べる必要がないなら食べない」ということになります。
ブレサリアンのメリット
節約効果
食事をしないということは、当然食費がかかりません。
これは大きな節約効果が期待できそうです。
また、調理器具なども持たなくて済むのでミニマリストにもなれそうです。
電気やガスの節約効果もあるでしょう。
ブレサリアンの人たちは慣れてくると空腹の感覚がなくなるそうなので、
お腹が空いてどうしようもないなどの理由で衝動買いをすることもなさそうですね。
時短効果
食事をしないということは当然、食事の時間がかかりません。
1度の食事に30分かかるとして、1日3食だとすると、1.5時間を食事に充てています。
そのためで年間で約550時間の時間が開くということになりますね。
さらに言えば食事の準備や排泄、睡眠時間も短くなるというのでかなりの時短になりそうです。
性格が穏やかになる
「食欲」っという大きな欲に執着することがなくなります。
すると自然と性格が穏やかになるそうです。
お金の不安がなくなると豊かな生活ができるようになるのと似ていますね。
これらのことを考えると、食事をしないというだけでいろいろなものを減らせることがわかりました。
逆に言えば、それだけ食事が私たちの生活の中で重要な部分を占めているということにもなります。
そのため注意点も覚えておかなければなりません。
ブレサリアンの注意点
始めるなら医師や専門家からの指導が必要です。
食事からのエネルギー摂取を断つということは、かなりの健康上の危険が伴います。
実例が少ない分、健康や寿命との関係が詳しくは分かっていません。
栄養失調だったり死亡例もあります。
そのため、自分の判断だけで始めないようにしましょう。
ブレサリアンに対するわたしの考え
ちなみにわたしはブレサリアンという考えに対して、「なりたい」とは思いませんが「いいなあ」という気持ちはあります。
「食べなくても良いなら食べない」という選択ができれば、他に使える時間が増えるからです。
しかし食事をしないという選択は、生きている意義としてどうなのかなと思うところもあります。
ブレサリアンの方にとっては、食事という概念が消えるのでこうは思わないかもしれませんが、
美味しいものをお腹いっぱい食べる幸せは、他の何にも変えることができないでしょう。
もしも食べずに空腹感を満たしたいのであれば、「光合成人間」というものはできないかなあとよく思います。
植物のように体に葉緑体を入れ、太陽の光と水だけで生活する。
そんな生活ができれば、どんな時でも空腹を感じずに生きられそうではありませんか?
ただ、もう一度言いますが「なりたい」とは思いません。
美味しいものを食べることも作ることも大好きですし、そもそも葉緑体で体が緑色になるのも嫌ですしね。
まとめ
世にも不思議な「ブレサリアン」という人たちについてまとめてみました。
いかがでしたか?新しい世界を知ることはできましたか?
今後の人生でいつ何が起こるかわかりません。
いつ食料が取れなくなるかもわかりません。
コロナだって全く予想はできませんでした。
そのため、知識だけでも持っていれば、どこかで役に立つ日が来るかもしれません。
新しい世界に視野を広げるきっかけとなれば嬉しいです。
それではっ!
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