こんにちは。だあしょ(@daasho_blog)です。
「文学部は就職に不利」
という言葉を聞いたことありませんか?
わたし自身も、文学部日本文学文化学科を卒業した社会人4年生ですが、この記事では、
・文学部からの就職は不利なの?
・面接の時は何を聞かれるの?
・文学部とは全然関係のない業種に就職しても大丈夫?
というような疑問に答えながら、
自分が今大学生なら、就職に向けてこう動く!
という内容で話を進めていきたいと思います。
この記事を読んで、
文学部からの就職に対する不安が和らいだ
自信を持ってチャレンジしたい
という人が少しでも増えたら嬉しいです。興味のある人はぜひご覧ください。
文学部からの就職のリアルな感想
まずは、文学部からの就職についてのリアルな感想をお伝えします。
わたしの経験から感じたものが中心なので、参考になれば嬉しいです。
文学部からの就職は不利なの?
有利か不利かで言えば有利ではありません。理由を考えてみます。
これは人事側(企業側)の立場になってみれば、なんとなく見えてくるものがあります。
質問ですが、
・あなたから見て文学部の人のイメージってどうですか?
・文学部ってどんなことを学んでいるイメージですか?
文学部で学ぶことといえば、日本文学や英文学、歴史学、哲学といったビジネスと直接関係の少ない専門的な学問をメインに学びます。
そのため企業側からすれば、ビジネスの感覚が乏しいのではないかと感じるのです。
あなたは会社として、活躍してくれる人材を確保したいです。
そんな時にこのような人が志望してきたら、あなたはどう思いますか?
この人は会社にとって力になるのかな?
どうしてうちの会社志望なんだろう?
と思うことが自然ではないでしょうか?
このことが、「文学部は就職に不利」といわれる原因です。
しかし、これだけで悲観的になる必要は全くありません。
なぜなら「就職に有利」と言われる学部でも、内定が出ない学生は一定数います。
また、「例えば経済学部だからビジネス感覚がある」と判断する材料はどこにあるのでしょうか?
人事側にとっても、本当にビジネスの感覚があるかどうかは、働かせてみないとわかりません。
しかしまだ採用していないので、人事の目でそれを見ることはできません。
そこで必要となるのが、「学生時代にどのようなことに取り組んでいたか」です。
人事は人を見破るプロであるため、これを本心で語れるなら、内定のチャンスは大きく上がります。
そして会社としてもすぐに辞められては困るため、なるべく長く働いてくれそうな人材を獲得しようとします。
そこを判断する材料は「学部」ではなく、「これまで何かに継続して打ち込んできたか」です。
これらのことから、「自分は文学部だから」という理由だけで諦めてしまうのは早いです。
学生生活で力を入れてきたこと(いわゆるガクチカ)をしっかりとアピールできる力を身につけましょう。
何もせず、遊んでばかりだった経済学部の人より、
何かに必死に取り組んだ文学部の人の方が、人としての価値は高いですからね!
※あくまで一例です。経済学部=遊んでいる人と言いたいわけではありません。
面接の時には何聞かれるの?
上で書いたこともそうですが、文学部の人にとって良く聞かれる質問の一つに
「どうして文学部なのにこの会社を選んだのか」
があります。
先ほども書いたように、文学部は企業側にとって関わりのない学問を学んでいます。
また、大学院に進学したり、教員志望や出版業界に就職する人が多いイメージを持たれており、事実そうです。
そのため、こうした文学部就活生が困りそうな質問をしてふるいにかけようとしてきます。
これはわたしも実際に聞かれました。
その時の会社は「食事」に関わる会社だったのですが、次のような感じでした。
君が学んでいる「文学」というのは「食」と何か関わりがあるわけ?
ええと…
わたしは古典や能楽を中心に学んでいた…(中略)…カタツムリの話があり…(中略)…食用として食べられていました。寿命を延ばす薬だったのです。しかし今では食べられていません。寄生虫が…云々。
ほんと無理やり、冷や汗MAXって感じでした。
あんなに緊張する場面でよく答えられたなと後から思いました。
これがきっかけではないかもしれませんが、おかげ様でこの会社からは内定をいただけました。
このように、学んでいることを生かし、アピールする力があれば無理やりにでも繋げることはできます。
一方、ツッこまれて墓穴を掘る可能性もあります。
そんな時はむしろ、「関係ありません!」と割り切り、別の部分でアピールできるよう準備しておきましょう。
アルバイトやサークル活動、ボランティアなど様々な経験をして日頃から備えておくことも大切です。
文学部とは全然関係のない業種に就職しても大丈夫?
全然大丈夫です。むしろなぜダメだと思うのでしょうか。
先ほども書いたように、文学部の就職先の一例として出版業界がありますが、
文学部の人間全員が出版業界を志望しているわけではありません。
これは他の学部でも同じで、法学部=全員弁護士ではありませんし、心理学部=全員カウンセラーでもありません。
注意点として、学んできたことが生かせなそうな所にチャレンジする場合は、当然面接官から、
「今まで何のために学んできたのか」「どうしてその学部を選んだのか」
と聞かれることは覚悟しておきましょう。
「就職後についていけるか心配」という人は考え方を変えてみましょう。
就職後の自分を動かすのは自分です。
例えば金融業界に進む場合、確かに経済学部の人からすれば経済の知識は劣るかもしれませんが、
そこで負けたくないのなら、自分で勉強をすれば良いからです。
経済学部出身=経済に強い=金融業界で出世が早い
となれば、金融業界の幹部はほとんどが経済学部のはず。
でもそうでないことも事実です。
今は本屋に行けばたくさんの参考書が並んでいます。
勉強すれば知識は確実につきますし、その人を追い越すことも可能です。
勉強するかしないかは、結局あなた次第なのです。
自分が今大学生なら、就職に向けてこう動く!
ここまで、文学部の人が就職の時に抱く疑問について、わたしの考えを答えてきました。
何度も言いますが、文学部だからといって就職で消極的になるのは、わたしは間違っていると思います。
イメージのあまり良くない文学部でも、自分の努力次第でどうとでもなります。
そのために、もしわたしが今大学生だとしたら、以下の3点に取り組みます。
・何かに全力で打ち込む
・英語を勉強する
・ブログを書く
それぞれ解説していきます。
何かに全力で打ち込む
大学4年間を何かに捧げましょう。何でも良いです。
優先順位を付けるとすれば、以下の通りです。
- 大学のゼミ
- アルバイト
- サークル活動
やはり学生である以上、大学のゼミを頑張るのが良いでしょう。
しかしアルバイトでもサークル活動でも、継続して全力で取り組むことが大切です。
わたしの場合は大学4年間をアルバイトに捧げました。
週7日アルバイトが入っているなんてザラでした。
これを自慢したいという気持ちは全くなく、ここでしかできない経験から何か学びを得ることが重要です。
わたしのように週7日アルバイトをしていても、何も学びがなければ苦痛でしかありません。
遊びでも何気ない日常からでも、学びを得ることを意識し、それを相手に伝える準備をしておきましょう。
英語を勉強する
わたしは英語の知識があまりありません。
アルバイトの塾講師時代に英語を教えていた経験があるくらいで、読めるけど話せない感じです。
英語を学ぶと世界が広がります。
いろんな文化に触れ合い、そこから学べることはとても多いです。
わたしは特に英会話ができないため、社会人になってから何度か英会話スクールに申し込もうと考えたのですが、挫折しています。
学生時代と比べてまとまった長い時間をとることが難しいからです。
そのため、時間に余裕のある学生時代に、英語を学んでおくことを強くオススメします。
ただわたしが英会話習得を断念したわけではありません。
どこかのタイミングで学べたらなと、常にアンテナは張っています。
ブログを書く
わたしはブログを始めてまだ1か月も経っていないですが、ブログから学べることがこんなに多いとは思っていませんでした。
インプット、アウトプット、書く力、発信する力、収益化につなげる力、それを増やす力
いわゆるマーケティングと呼ばれるものが全て学習できます。
また、タイピングもマスターできれば文字を打つのが早くなり、パソコン作業がはかどります。
こうした力を学生時代に身につけて企業にアピールすれば、人事からも学部どうこうの話ではなくなります。
さらに言えば、ここ数年でコロナの拡がりもあって働き方が変化しています。
ブログやYouTubeを通じて発信し、広告収入を得る働き方、フリーランスをいう形も増えています。
学生時代からこれらを学び、収益化に成功できれば、就活をしないという選択もできるようになります。
これだけ可能性があるのに初期費用を抑えて始められる、こんなコスパの良いものは他にないと思います。
わたしは気づくのが遅かったなと思いました。
しかし今からでも全然間に合うと思っています。
ぜひあなたも早いうちから始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は「文学部は就職に不利」というウワサについて、わたしなりの考えをまとめました。
ここでもう一度おさらいします。
・文学部は就職に有利でないのは確かだが、悲観的になりすぎるほどではない
・面接では「学んでいること」と「仕事内容」の繋がりについて聞かれる
・文学部だけでなくどの学部でも、学んでいることと違う業種でもなんとかなる
そしてわたしが今、大学なら次のことに取り組みます。
・何かしらに全力を注ぐ
・英語を学ぶ
・ブログを書く
いかがでしたでしょうか。
これを読んだ文学部の学生の不安が少しでも和らいでくれたら嬉しいです。
最後になりますが、文学部を選んだ学生は大半が
「本が好き」「自分の興味があることを学びたい」
という理由で志望していると思います。
そしてその思いで学生時代を全力で過ごし、企業にアピールし、自分のやりたい仕事ができれば、
それはある意味「好きなことを追い求めて生きている」という姿に近づくのではないのでしょうか?
「自分は文学部だから」と決めつけずに、今の環境を楽しんでいきましょう。
それではっ!
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