【書評】あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問【ひすいこたろう】

書評
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こんにちは、だあしょ(@daasho_blog)です。

ひすいこたろう氏の書籍『あした死ぬかもよ?』の書評記事です。

今日があなたにとって人生最後の日なら、あなたは笑って最後を迎えたいですよね?

それもそのはず。最後の時になってまで苦しみたい人や後悔したい人の方が少ないはず。

アメリカのアンケート結果に次のようなものがあります。

90歳以上のご老人に「人生で唯一後悔していることはなんですか?」と質問に対し、

なんと、90%の人が「もっと冒険しておけばよかった」と同じ回答をしたと。

後悔したくないと思って生きているのに、最後は後悔してしまう悲しい矛盾…。

この本がきっかけで改めて、自分のこれまでとこれからの人生を見つめ直すきっかけとなりました!



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プロフィール

文学部日本文学科卒の超文系人間|飲食業界大手から転職してWebエンジニアに|メインはJava|フロントエンドも勉強中|技術のキャッチアップに忙しい毎日|趣味は読書・野球・ゴルフ・写真|座右の銘は『幸せとは、自分の人生を自分でコントロールすること』|2021/04/22~ブログスタート

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こんな人におすすめ!

  • 残りの人生を後悔したくない
  • 勇気が出ず一歩踏み出せない

書籍の構成

以下の4章に分かれています。

  1. 後悔なく生きる
  2. ドリーム(夢)を生きる
  3. ミッション(志)を生きる
  4. ハートの声(本心)で生きる

各章ごとに5~7の質問があり、計27の質問に答えながら話が進んでいきます。

タイトルが少し強烈で構えてしまいますが、優しい口調で書かれているので読みやすいですよ!

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第1章:後悔なく生きる

第1章:後悔なく生きる

自分の残り時間を考える

『あと何回桜を見られるだろう?』

この本の最初の質問です。

わたしは現在25歳。仮に80歳まで生きるとして、春1回につき1年と仮定。

すると、80ー25=55回!

人生で桜はあと55回しか見れません。

ではこの55回(年)を時間にし、1日7時間睡眠するとして、残された活動時間は

55年=20,075日

20,075日×17時間=341,275時間!

日換算約14,219日年換算約38.9年

短い!とわたしには感じました。

だって今から40年後はこのままならで会社を定年退職した頃。

つまり、定年退職=人生の終わりとほぼ同じ意味になってしまいます。

このように自分の人生の最後を数値として明確化させておくと、今の時点で自分は何をしないといけないかが見えてきます。

やりたいことをやる」「人に感謝を伝える

このような今すぐできて、今しかできないことに対して悩んでいる場合じゃないということですね。

あなたが何気なく過ごした今日は、昨日亡くなった人があれほど「生きたい」と願った明日です。

この本を読むと、なんとなくスマホを眺めているその時間がもったいなく感じてきます。

トラウマさえも楽しむ

何かを失って落ち込んだ経験ってありませんか?

「彼(彼女)にフラれた」「大切にしていたカバンをなくした」「人前で大失敗をした」

このような時はもう生きた心地のしないくらいの感情になる人も多いはず。

そんな時にこの本を読めば、すっきり気持ちが切り替えられるはずです。

どんなに落ち込んでいたとしても、その日に死ななければ必ず明日は来ます。

絶対にテストで満点が取れるとわかったら、あなたは勉強をしますか?

全て思い通りの人生って退屈じゃないですか?

人生は思い通りじゃないからこそ面白いのです。

そこに早く気づき、さらに何かを失う前に新たな人生を歩みましょう。

そのうち笑い話になる日が来ます。


1章で響いた名言をピックアップ!

財布を落としたら、人は必死に探すのに。

携帯電話を落としたら、人は必死に探すのに。

自分の本心を忘れても、人は、落としたことにすら気づかない。

あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問

やれる可能性のあるやつが努力しないのを見ると

胸倉をつかんで「俺と変われ」と言いたくなる。

23歳で白血病で亡くなった悠季くんが生前に残した言葉

死ぬ気でやれよ、死なないから。

杉村太郎(出典『アツイコトバ』中経出版)

第2章:ドリーム(夢)を生きる

自分の墓石に刻む言葉を決める

墓石に刻む言葉は、その人に信念どのような人間だったかを表します。

言い換えるなら、自分が大切にしていることが明確になっていないと刻むことができません

つまり、墓石に刻む言葉を刻むことで、自分の人生の方向が決まるということです。

Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.

(自分より優れた人々を集めるすべを知っていた男ここに眠る)

これはかの鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーが墓石に刻んだ言葉として有名です。

わたしなら何にしようか。

自由と優しさに包まれた男ここに眠る

といったところでしょうか。

「いつかやる」は禁句

あなたの「いつか」はいつですか?

わたしは社会人になってから、「いつかやる」という言葉を使わないようにしました。

自分の仕事だけでなく人から頼まれた仕事も、可能な限りその場で終わらせることを意識しました。

なぜなら自分にとっても相手にとっても、その時間は有限だから。

もしやり遂げられずに最後を迎えてしまったら、相手も自分も後悔するからです。

本書には次のような表現があります。

Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, Sunday ……

どこを探しても、1週間の中に「Someday(いつか)」という日はないんです。

なるほどな、確かにな、と思いました。

最後はいつ来るか分からないからこそ、生きているという奇跡を噛みしめて一日を過ごすことが、最後の日に笑っていられることに繋がるということですね。


2章で響いた名言をピックアップ!

ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし誰かと見る夢は現実だ

オノヨーコ

キミはホンキで生きているか?

ゲーテ(『ファウスト』より)

第3章:ミッション(志)を生きる

第3章:ミッション(志)を生きる

あなたの命は誰のため?

あなたが生きることで、幸せになる人はいますか?

言い換えるとすれば、「誰かのために命を使えていますか?」となります。

わたしはまだ結婚はしていませんが、「将来の家族のために貯金頑張るぞ!」と決めれば、

少しくらいキツかったり辛い仕事もなんとか乗り越えられます。

あなたも同じような経験はありませんか?

甲子園に行くために、苦しい冬のトレーニングを乗り越えた。

好きな人に振り向かれるために、自分磨きを頑張った。

このように、なんのために、なんのために、と自分を問い続けると、自分の目的が明確化します。

そして目的が定まった時、人はブレなくなるということですね。

これも人生最後の目標決めに大切なことです。

人は人に与えることで成功します。

ひとりでも良いから誰かのために本気で生きることが、後悔しない人生を作るということですね。


3章で響いた名言をピックアップ!

淡々と過ぎていく普通の毎日が幸せの本質です。

小林正観

これをやったら次回出られなくなるんじゃないか、なんて考えないようにしている。人間いつ死ぬかわからないから、その時のすべてを出し切りたいんだ。おれはいつ死ぬかわからないし、見ている人もいつ死ぬかわからない、視聴者が最後に見た江頭が、手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?

江頭2:50(出典「ウェブ石碑名言集」)

与えることは最高の喜びなのだ。

ウォルト・ディズニー(出典『ウォルト・ディズニーの名言厳選集』)

第4章:ハートの声(本心)で生きる

どう死ぬかとは、どう生きるか

もしも最後に自分の子供からかっこいい親父と言われたいのなら、生きているうちにかっこいい姿を見せるべきだし、

もしも最後にたくさんの人に囲まれていたいのなら、生きているうちにたくさんの人から好かれておくべきです。

つまり、”死”をイメージすることで、”生”の実感が湧くということです。

人間は誰でも100%最後の日が来ます。

そのありのままの現実を受け入れ、その瞬間から行動できた人は、最後に笑っていられる一人なのかもしれません。

なんだか毎日退屈だなと感じている人は、今すぐにでもこの本を手に取ってみてください。

今日が人生最後の日

人は誰しも、頭の中では「私は死にません」という思いで生きています。

この言葉は私の中で一番印象に残っています。

ここまで的確に現実を突きつけられた言葉は衝撃で、見られたくない部分を見られた感覚になりました。

無意識のうちに、「自分だけは大丈夫」と思い込んでいることはありませんか?

実家に帰ればいつも親がいると思っていませんか?

明日も愛する人に会えると思っていませんか?

もしそれが叶わないのなら、あなたは何をしますか?

自分の本心に耳を傾け、やりたいことをすぐにやる行動力を身につけましょう。


4章で響いた名言をピックアップ!

私はいつもこれが最後と思っているんです

てんつくまん(NPO法人「MAKE THE HEAVEN」代表)

人間生まれてきたときは裸。死ぬときにパンツひとつはいていれば勝ちやないか

明石家さんまの祖父の言葉


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まとめ

まとめ

ひすいこたろう氏の書籍『あした死ぬかもよ?』の書評記事でした。

最後に、この本のテーマである死をに関して次の言葉があります。

「メメント・モリ(memento mori)」=「死を忘れるな」

これは古代ローマで、戦争に勝って凱旋した将軍が喜びの絶頂にいる時に、必ずささやかせた言葉です。

自分はいつか死ぬ存在であることを忘れなければ、有頂天になることもなく、物事をいつも正しく判断できるからです。

死というとなんとなく暗いイメージがあると思いますが、この本では優しい表現でテンポよく話が進んでいきます。

27の質問に答え終わったその時、あなたの人生にも何か新しい世界が見えるはずです。

ぜひ一度手に取って、自分の人生を思い返してみませんか?

それではっ!

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