こんにちは、だあしょ(@daasho_blog)です。
私は大学生の頃に塾講師のアルバイトをしていました。
大学4年間を勤め上げ、数々の生徒を送り出してきました。
塾講師のアルバイトをしたいと思った時、自分は塾講師に向いているのかな?どんな人が向いているのかな?と思ったことはありませんか?
この記事では私がアルバイトをした4年の中で、
どんな人が向いていて
どんな人が向いていないか
気づいたことをまとめてみました。
記事の後半では塾講師のアルバイトに関するあるあるな質問に対して、私の経験から忖度なしで答えていますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
よろしくお願いします。
この記事でわかること
向いている人
- 生徒に熱心に向き合える人
- 他人の成長を素直に喜べる人
- 向上心がある人
- 自分の経験を語れる人
向いていない人
- 自分の時間が欲しい人
- できないことに対してイライラしてしまう人
- 責任感のない人
自分は塾講師に向いている?
塾講師の本来の姿は、生徒に授業を教え、その生徒が志望する進路へ行けるよう導くことです。
その実現のために全力になれる人が塾講師には向いています。
では具体的にどんな人が向いているか見てみましょう。
塾講師に向いている人
① 生徒に熱心に向き合える人
生徒の悩みや不安に対して真剣に向き合ってあげられる人です。
自分が教えた内容だけでなく、学校からの宿題やテスト勉強中の自習室でも
「理解できていないところはないか」
「不安に思っていることはないか」
と常に気にしておき、問題が出てきたらすぐに一緒になって解決してあげられる力が必要です。
また、生徒は私たちの思わぬところでプレッシャーを感じています。
「兄弟姉妹が○○高校に行ったから自分も…」
「親から△△高校に行けと言われている」
「うちはお金がないから公立に行かなきゃ」
こういった悩みや思い込みがある生徒は結構います。
時には人間関係の悩みなどから本音を言い出せない子もいます。
こうした生徒一人ひとりの心に親身になって寄り添い、この子にとって最善の進路は何かを常に模索し、生徒にとって明るい将来を築ける環境づくりができる人は塾講師に向いています。
② 他人の成長を素直に喜べる人
先生が親身になって向き合っていれば、生徒はそれに応えようと頑張ります。
「学校のテストで良い点数をとれた」
「自分の生きたい学校に合格した」
このような嬉しいイベントがあった時は一緒になって喜べる人は塾講師に向いています。
「前にできなかったところができるようになった」
というような小さな変化に気づくことも大切です。
③ 向上心がある人
生徒に教えるには、まず自分が授業内容を理解していなければなりません。
「自分は中学生時代に得意だったから大丈夫」
と思って何もしないと結構苦労します。
指導内容が変わり、自分の頃と今とで教える内容が変わっていることもあるからです。
塾講師は生徒が結果を出してなんぼの世界なので、常に生徒がわかりやすい授業作りを心がけましょう。
中には理解が遅い子もいます。
そういった子には簡単な例を出して教えることが有効ですが、その時はその生徒が好きなモノを使ってあげると生徒も喜ぶので、そういった流行りのモノに対して興味を持ち、アンテナを張っておくことも大切です。
④ 自分の経験が語れる人
これは成功体験でも失敗体験でも良いです。
「こうすればうまくいった、失敗した」
ということを生徒に話してあげると、生徒も共感して心を開いてくれるようになります。
どんなに小さなことでも良いので生徒に話してあげましょう。
塾講師に向いていない人
① 自分の時間が欲しい人
まず授業の準備で時間を取られます。
1時間の授業なら1時間で教え終わる授業案を考えなければなりませんし、生徒の理解力がより高まるようなネタ探しもしなければなりません。
また自習時間など授業以外のところで生徒と接する機会もあります。
私の場合は、○○先生に教えてもらいたいから〇日に来てくれと生徒からお願いされたこともあります。
労働時間的な意味でこれが良いかどうかは置いといて、このような状況になった時も
「生徒のためだ」
と思える人の方が、塾講師という仕事自体を楽しめると思います。
② できないことに対してイライラしてしまう人
こんな人は論外ですね。
生徒の数だけ性格があります。
中には優秀で理解力のある子もいれば、勉強が苦手だったり言うことを聞かない子もいます。
全ての子に平等に接しろとは言いませんが、
「このような子もいるんだ」
と自分の中で納得し、生徒に合わせて指導方法を変えるなど工夫ができないと塾講師としては厳しいです。
③ 責任感のない人
自分が生徒だった時の「先生」ってどんなイメージでしたか?
なんとなく「なんでもできる人」という感じがしていませんでしたか?
このように生徒たちからすれば、引いては生徒の保護者たちからすれば、
いくら大学生のアルバイトとはいえ「先生」なのです。
実際に私も「先生って大学生だったんだ」と驚かれたこともありました。
この辺の「プロ意識」というものを持てるかどうかも塾講師としての素質に関わってきます。
塾講師あるあるに忖度なしで答えます
ここまでどんな人が向いていてどんな人が向いていないかを書いてきましたが、ここで塾講師に対してよくある質問に本音で答えてみましょう。
① 塾講師は時給が高い?
私の場合は1時間の授業で約2000円ほどいただいていました。
こうして聞くと高く感じると思います。
しかし、私の塾は授業の準備の時間というのは給料が発生しなかったので
仮に授業1時間、準備2時間として、合計3時間と計算した場合、
2000÷3=666.66…
つまり1時間あたり約667円と非常に割に合わないことがわかります。
これは各塾によって対応が異なりますし、この辺の改善が進んでいるとの話です。
一方、準備に慣れてくればその時間は減らせますし、
自分の授業によって生徒が良い成績が取れたことで口コミなどが広がれば、新しい生徒が入塾して授業数が増え、もらえる金額も増えるという成果報酬型のような働き方ができるので非常にやりがいが感じられます。
② 学力は必要?
はっきり言うとそこまで必要はないと思います。
前にも話した通り、生徒に親身に寄り添い、生徒が勉強を理解し、志望する進路に導けることが最も重要なので、そこに対しての頭の良さはあまり関係内容に思います。
学力なんかよりもわかりやすくて成績を上げてくれる先生の方がよっぽど好まれる世界なので、努力次第で何とでもなります。
「○○先生は頭が良すぎて授業が分かりにくい」
なんて生徒から言われていた某名門大学の同僚がいて、あれはかわいそうでしたね。
③ コミュニケーションスキルは?
これも最初はなくても大丈夫です。
私も人見知りなところがあり、人前で話すなんてもってのほかと思っていましたが、やってみたら意外となんとかなっちゃいました。
繰り返しになりますが生徒の不安を解消し、将来の道を開いてあげるコトが何よりも大切なので、そのためには何をすれば良いかを考えて日々取り組んでいけば、塾講師としてのコミュニケーションスキルは自然と身に付きます。
学力と同様努力でなんとかできます。
④ 就活で有利?
確かに仕事を通して多くのスキルを身に着けられるとは思いますが結局は、自分がこれまでやってきたことをアピールできるかどうかが就活においては大切です。
そのため「塾講師をやったから就活で有利」ということはないと思います。
「塾講師としてこう考え、このように取り組んできたから就職したらこんな力を発揮できる」
と企業側に伝える必要がありますし、これは塾講師に限ったことではないはずです。
それこそ苦手だったコミュニケーションスキル克服の経験を語れるかが就活では勝負になります。
大学生のアルバイトで塾講師はオススメです。
授業をすることで相手にわかりやすく伝える力を付けることができます。
時には保護者と話すこともあると思いますが、そこで生徒が自分の授業によってどう成長したかを話すことで自分の実績を認めてもらい、口コミを広げてもらうなどの営業力も鍛えられます。
時には電話を取ったりメールを書いたりということも業務としてあるでしょうし、スーツの着こなしなど、超最低限のビジネススキルも身に付きます。
辛いことも多いですが、生徒が頑張っている姿や良い成績を取った時はとてもやりがいを感じます。
近頃は「人に与える人こそ成功する」なんて言われることも多いですが、これほどまで「人に与える」に特化した仕事は他にないと思います。
時間をかけた分だけ成長できる塾講師の仕事は、大学生のアルバイトとしてとてもオススメできます。
まとめ
今回は塾講師に向いている人、向いていない人についてまとめました。
向いている人
- 生徒に熱心に向き合える人
- 他人の成長を素直に喜べる人
- 向上心がある人
- 自分の経験を語れる人
向いていない人
- 自分の時間が欲しい人
- できないことに対してイライラしてしまう人
- 責任感のない人
この記事で「自分は向いているかもな」と思った人は
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
初心者でも、教員志望でなくても大丈夫です!
それではっ!
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